3月末、ドコモの3Gが終わる
2026年3月31日をもって、NTTドコモのFOMAサービス(3G)が終了します。auは2022年、ソフトバンクは2024年にすでに3Gを終えており、ドコモが最後。※各社の3G終了スケジュールは公式サイトにて確認。
3G専用端末(ガラケーやiモード対応のFOMA機)をいまも使い続けている方は、3月31日以降、通話もデータ通信もできなくなります。選択肢は一つ、4G/5G対応のスマートフォンに乗り換えること。
これは困りごとでもありますが、見方を変えれば月々のスマホ代を大幅に下げるチャンスでもあるのではないでしょうか。
格安SIMに乗り換えると月額いくら変わるか?
大手キャリアのシニア向けプランと、格安SIM(MVNO)の料金を比べてみます。
| プラン区分 | 月額料金の目安 | データ容量 |
|---|---|---|
| 大手キャリア(シニア向け) | 4,500〜6,500円程度 | 3〜20GB |
| 格安SIM(音声+データ) | 1,000〜2,500円程度 | 3〜20GB |
※2026年3月時点の各社公式サイト掲載料金を参考に試算。
月5,500円かかっていた方が月1,500円のプランに乗り換えた場合、月の差額は4,000円。年間では48,000円の節約になります。
スマホをあまり使わない親世代であれば、3GBや5GBの小容量プランで十分なことが多いものです。そうした場合、格安SIMなら月1,000〜1,500円に収まることも珍しくありません。
格安SIMの選び方、親世代向けのポイント
格安SIMは料金の安さが魅力ですが、サービスの中身にはいくつか違いがあります。乗り換える前に確認しておきたいポイントをまとめました。
通話品質と通話オプション
格安SIMには「データ専用」と「音声通話対応」の2種類があります。電話をかける機会がある方は、必ず音声通話対応プランを選ぶこと。料金は少し上がりますが、月数百円の差ですよね。
また、通話の多い方向けに「かけ放題オプション」を提供している事業者もあります。月10分以内の通話が多い方なら、定額のかけ放題よりも従量制の方が安くなる場合があるでしょう。
サポート体制は確認できているか?
格安SIMの多くはオンライン申し込みが基本です。ただし、スマホ操作に不慣れな親世代にとっては、店頭サポートの有無が重要かもしれません。ショッピングモールや家電量販店内に対応窓口を持つ事業者も増えており、対面で設定を手伝ってもらえる環境を選ぶと安心です。
現在の番号を引き継げるか
MNP(番号ポータビリティ)を使えば、大手キャリアで使ってきた電話番号をそのまま格安SIMに持ち込めます。手続きはオンラインで完結する場合がほとんどで、費用は原則無料になっています。※MNP転出手数料は2021年以降、各社原則0円。
使い慣れた端末が使えるかどうか
手持ちのスマートフォンがSIMロック解除済みであれば、端末を買い替えずに格安SIMのSIMカードだけを入れ替えて使えます。3G専用端末は4Gに非対応のため使えませんが、すでに4G/5G対応スマホを持っている方は機種変更不要です。
乗り換えの流れ、大まかな手順
初めて格安SIMに乗り換える場合の手順は、大きく以下の4ステップです。
- ① 現在の契約情報の確認(プラン・端末の対応状況・SIMロックの有無)
- ② 乗り換え先の選定(料金・通話オプション・サポート体制)
- ③ MNP予約番号の取得(現在のキャリアのサイトか電話で申請)
- ④ 格安SIMの申し込み・SIMカード受け取り・設定
③のMNP予約番号は取得から15日間の有効期限があります。取得後は速やかに申し込みを済ませるのが手順をスムーズに進めるコツです。
設定には「APN設定」という作業が必要になります。事業者が手順書を用意していることが多く、機種ごとの手順をサポートページで公開しているケースがほとんどです。不安な方は店頭で設定してもらえる事業者を選ぶと良いでしょう。
3G終了を機に固定費を見直すなら今
3G終了は避けられない変化ですが、乗り換えを機に月々の通信費を見直すことができれば、年間3万〜5万円程度の節約が現実的な範囲に入ってきます。
親のスマホ代を子どもが払っている家庭も少なくありません。使い方が限られているなら、大容量のプランは不要です。通話とLINE程度であれば、月1,500円以下のプランで十分まかなえます。
3月末の期限を前に、家族で料金プランを一度確認してみるのが良いタイミングかもしれません。